舞台はガラケーからスマートフォンへ。メールマーケティングの変遷と効果的な実践法

リスティングやリターゲティングなど広告種類の増加、それにMA(マーケティング・オートメーション)などの普及で、さまざまなマーケティングが可能になった昨今ですが、メールマーケティングがいまだに強い力を持っていることは間違いありません。

しかしそのメールの内容や訴求方法は、時と共に移り変わっています。今回はその変遷と、現在の主流となるスマートフォン向けのメールマーケティングについて考えてみましょう。

■「ガラケー」時代のメールマガジン

フィーチャーフォン、いわゆるガラケーが全盛期だった頃、メールマガジンは主にテキストが主体でした。記号や文字で絵柄を装飾したり、文字を描いたりする、いわゆる「アスキーアート」が頻繁に活用されていたのです。

~~~~アスキーアートのサンプル~~~~

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この頃はガラケーの横幅を考慮し、決まった文字数で改行を入れ、見やすくすることが一般的でした。ガラケー全盛期は、それに最適化された独自のメルマガが進化していったのです。

■スマートフォンが普及した現在のメールマガジン

デバイスの進化や回線のブロードバンド化などで、メールマガジンもリッチな表現が主流となりました。パソコンなどで、テキストより画像が主体のメールを受け取ったご経験がある方も多いでしょう。これらは「HTMLメール」と呼ばれ、Webサイトで利用されているのと同じ、HTMLという技術が用いられています。

昨今、メールマガジン全体に占めるHTMLメールの割合は徐々に増加していますが、これにはスマートフォンの普及が大きく関係しています。

調査会社ニールセンが2015年に発表した報告によると、業種などによって違いはあるものの、インターネット利用時間全体に対するスマートフォンが占める割合はすでに70%を超えており、エンドユーザはパソコンよりもスマートフォンでメールを確認し、購入などの実行動を行っているのです。

■スマートフォン向けのメールマガジンで気をつけるべき点は?

データが示すように、現在のメールマーケティングで最優先すべき層はスマートフォンユーザです。メールマガジンを制作する際は、スマートフォンで最もキレイに見えることを心がけましょう。

もしリソースに余裕があるようなら、「レスポンシブ」と呼ばれるデザイン手法を採用することも考慮に入れてください。これは、受け取ったデバイスによって自動的にデザインが切り替わるもので、スマートフォン、タブレット、パソコンなど見ているデバイスに関係なく、最適化されたメールが表示されます。

■すべてのデバイスに快適なメルマガを。マルチパート機能などを使いこなそう

とはいえ、ガラケー利用者が無視できないほど多いのもまた事実。特に古くからメールマガジンを配信してきた事業主の方などは、既存顧客を切り捨てることは簡単にはできないでしょう。

そのような場合は「マルチパート」と呼ばれる機能を活用しましょう。これは、受け取るデバイスによって、HTMLとテキストメールを切り替えられる技術です。

今ではさらに、ガラケーには「デコメール」を配信するなど、デバイスをより細分化した機能を持つシステムも登場していますので、メール配信サービスを選ぶ際には、このような機能が搭載されているかどうかも考慮すると良いでしょう。


時代とともに移り変わるメールマーケティングですが、ユーザの心を動かす目的は常に同じ。これからは、一歩進んだマーケティングを推進してみてはいかがでしょうか。

参照:http://markezine.jp/article/detail/22984